Cusano CC Bundlesは、ブレンドでCohibaの味を再現しようと試みているドミニカ産シガー。リングまでCohibaを再現している。
紹介
Cusanoは、決してパチもんばかりを作っているメーカーというわけではなく、ちゃんとしたメーカーだ。
他のCusano製シガーでは、Cigar Afficionadoでも高いレートを獲得している。
テイスティング
ラッパーは綺麗で、葉も詰まっていて、弾力も良い。巻きは良いと思う。
ラッパーの香りを嗅いでみると、確かに、かすかにキューバ産のような独特のスパイシーさがある。楽しみになってきた。
火を付けてみると、燃焼が良く、燃えすぎない。やはり巻きは優秀なようだ。
肝心の味だが、最初に吸い込んだ時は「あれ?キューバだ」となったが、味わうと「あれ?全然違う」となる。マイルドで、薄いスパイシーさが現れる。
「これがコイーバの味」と言われてしまうと、カストロも激怒するだろう。
その後は、キューバ葉巻のようなスパイシーさや甘さ、香りは特段感じない。どうも輪郭がぼやけたような曖昧な表現が難しい味だ。バランスが良いというよりかはむしろ味が薄くてバランスを崩しようが無いという感じだ。
一口目の一瞬だけ驚いたが、その後は単調。とはいえ、燃焼は安定し、灰は白く綺麗で普通においしい。ただ物足りないだけだ。
その後も特筆すべき味の変化は感じない。やはり物足りない。
総評
Padronの後に吸ったこともあって、物足りなさが目立った。また、コイーバを目指したということから来る期待値からくるガッカリさが残念だ。
重い葉巻を吸いたくないときには良いかもしれない。燃焼は安定し味も穏やかで悪くない。ただ、私は強い葉巻が好きなので、好みに合わない。
落ち着いた葉巻が好きな人には、とても良いデイリーシガーだと思うが、個人的な総合評価は、「C」とした。
評判が良いからって20本ずつ買うのは辞めようと決断した葉巻。
葉巻は、同じブランド・同じブランドでも一本一本味は異なり、さらに保管状態や吸っている人の体調によっても味が異なります。
あくまで私的なレビューですので、その程度とご認識ください。