macho clove(マッチョ・クローブ) – 丁子入りインドネシア産ハンドメイド格安シガリロ

Macho Gloveの箱と外観

紹介

macho clove(マッチョ・クローブ)は、インドネシア産のシガリロで、丁子(ちょうじ/Clove/クローブ)が含まれており独特の芳香とテイストが楽しめるシガリロです。
丁子は、インドネシア原産の植物で、特徴的な香りからゴキブリ除けとして利用されたり、丁子からとれた油が日本刀のさび止めにも利用されていたとのこと。
シガリロとして独特の香りを有し、しかもハンドメイド(手巻き)のこのシガリロは、12本390円という安価で楽しめるのがすばらしいです。

テイスティング

丁子の特徴的な香りに加えて、ちゃんとシガリロっぽい香りとテイストが味わえます。巻きは荒いですが、吸い込みも悪くなく値段以上の味わいだと思います。

インドネシアすごいなと思えるシガリロです。

総評

特徴的な香りを好きになれるかどうかで分かれるような気もしますが、デイリーシガリロとして素晴らしいコストパフォーマンスだと思います。評価は、「A」です。
シガリロについては、モンテクリストミニシガリロやモンテクリストクラブが最高だと思いますが、それ以外で選ぶなら本製品がコストパフォーマンスの点で強い訴求力を持つように思います。

葉巻のテイスティングレポート/レビューについては、あくまでも管理人の独断と偏見です。
葉巻は、同じブランド・同じブランドでも一本一本味は異なり、さらに保管状態や吸っている人の体調によっても味が異なります。
あくまで私的なレビューですので、その程度とご理解下さい。

Gran Habano Corojo #5 Lunch Break (グランハバノ コロジョ #5 ランチブレーク)

Gran Habano Colojo #5の外観

葉巻のストックを意図的に辞めていたのですが、12月の2週目に、葉巻熱が再燃してとりあえずデイリーシガーに安くておいしい葉巻をたくさんストックしようと思いたちました。

たばこ税の増税に加えて圧倒的円高が加わると、国内価格で葉巻を買う気がしません。そんなわけで、海外通販で、さらに味わったことのない、おいしいと評価されている、国内流通の無い葉巻にしようと思いました。

Gran Habano Colojo #5を開箱した様子いろいろな海外通販サイトを見ていたのですが、HAMAKI-YAにてオープニングセールのお得なサンプラー付きの葉巻ということで、「Gran Habano Corojo #5 Lunch Break」(グランハバノ コロジョ #5 ランチブレーク)を購入して見ました。

本日は、その一本を灰にしてみたので、感想を。(【12/01/05追記】何本か灰にした感想を追記して評価をBからAに変更しました。)

紹介

Gran HabanoブランドロゴGran Habanoは、Don Guillermoによって、2003年に発表されたブランド。Don Guillermoが4つの国で有する農園で育てたタバコ葉を用いて葉巻を製造している。
Gran Habanoには、5つのシリーズがあり、そのうちの#1は、コネチカットシェードラッパーのマイルドリッチなシリーズ、#3は、ハバノラッパーのミディアムボディーなシリーズ、そして#5は、コロジョ葉を用いたラッパーのフルボディーのシリーズである。

本エントリーの葉巻は、この#5で、コスタリカ産とニカラグア産のロングフィラーを用いて、バインダーはコスタリカ、ラッパーにニカラグアのコロジョ葉を用いている。リッチな味わいのフルボディーシガーで、上級者向きとなっている。

…ということのようです。

テイスティング

Gran Habano Colojo #5のリング周り比較的安い葉巻ですが、巻きは綺麗です。ラッパーは、葉脈が目立ちますが、鼻をつけて匂いを嗅いでみると、まるでキューバ産のような脳髄を刺激する良い匂いがします。良く発酵された強いテイストの甘さ・辛さを予感させる香りです。

プティコロナサイズでかわいいサイズですが、見た目は荒い印象を受けます。弾力は葉脈のせいか、部分で一定ではありませんが、固くも柔らかくもない感じです。
浪人の髷のような、カーリーヘッドのヘッドをカットすると、断面から保存状態が良いことがわかります。ワクワクします。
早速火をつけると、火付が良いのに驚きました。若干不安になります。

吸い込みは上々で、最初から十分な煙が出ます。土臭さは無く、発行した葉、木のテイストで後味は、焦がした荒い蜂蜜のような不思議な甘みがありました。

序盤から、味に変化があるというよりも、味が安定しません。上記の味を水で薄めたような味気なさになったかと思ったら、次の吸い込みでは蜂蜜の香りが主役に躍り出たり、オイリーさが全面に出てきたり、後味が複雑な荒い雑味になったりします。味わいは、ミディアムフルのミディアム寄りといった印象。

灰は、キューバ産のように白と黒が混じります。味が安定しないのは、燃焼が安定しないからでしょう。以前の「DON DUARTE 2010 Edicion Limitada (ドン・トゥアルテ ロブスト 2010年限定版)」とは、巻きのクオリティが、だいぶ違うようです。

中盤に入って、オイリーさが強くなり、それに合わせてナッツのような香りと花の香りのような甘さが出てきます。ここらへんのテイストが結構好きです。

中盤の中盤に、灰は綺麗に白くなりましたが、初期のテイスト(発行した葉、木のテイスト、蜂蜜のような不思議な甘み)がなくなり、荒々しさだけが残ります。キューバ産のような荒々しさの向こうにある心地よさが無いのが残念です。

終盤に差し掛かると、葉脈に沿って再び燃焼が安定しなくなってきました。酩酊感は心地よいのですが、テイストが心地よくありません。荒々しさというよりも雑な感じです。

終盤にさしかかってすぐに、クラクラしてきたので、中断しました。こんなにクラクラしたのは初めてです。

次の日に、また火を付けてみました。
目立つ葉脈が無くなり、燃焼が安定しました。ただ、テイストはピリピリとしたスパイシーさは無く、強く重くなり、その割に心地よく感じる味わいは薄くなる感じです。

ふ~む…という感じです。

総評

デイリーシガーとして、コストパフォーマンスはとても良い葉巻ですね。
ただ、所々見せる荒々しい感じが、時と体調を選びそうです。
キューバ産葉巻は、クラクラしてもなお気持ちいいというテイストでしたが、そうは行かないようです。
評価は、「B」とさせてもらいました。

【12/01/05追記】評価をAにしました

何本か灰にしてみると、全然印象が違いました。どうやら最初の一本は過加湿気味だったようです。
何本か灰にした感じのテイストは、カマチョコロジョのようなコロジョ葉特有の強さ、コクともいうべき濃厚さがあります。
カマチョセリーH3のような癖になる香りを残していき、とてもおいしく、また火を付けたくなります。
そんなわけで、評価を「A」に変更しました。

葉巻のテイスティングレポート/レビューについては、あくまでも管理人の独断と偏見です。
葉巻は、同じブランド・同じブランドでも一本一本味は異なり、さらに保管状態や吸っている人の体調によっても味が異なります。
あくまで私的なレビューですので、その程度とご認識ください。

Padron Londres Madulo (パドロン ロンドレス マデューロラッパー)

Padron Londres Maduloの外観

本日は、Padron Londres Madulo(パドロン ロンドレス マデューロラッパー)を灰にしてみたのでエントリー。
素晴らしい味わいで、至福の時でした。

紹介

Padron(パドロン)ロゴPadron(パドロン)は、たばこ葉の栽培から葉巻の製造までを一社で行うニカラグアの歴史あるブランドで、少量生産ながら完璧にコントロールされた高品質な葉巻を世に送り出しています。
その葉巻のほぼ全てがアメリカ市場で消費され、評価は最高。アメリカの最も有名な葉巻専門誌「Cigar Aficionado」での「今年、世界一の葉巻」に選ばれた事数回、それ以外にもトップに常にランクインしています。
少量生産のため、アメリカ市場でも入手性が悪く、日本市場への供給分が確保できなかったとのことですが、今月(2011年12月)からとうとう日本市場でも取り扱いが始まりました。
名実ともに最高のブランド、それがPadron(パドロン)です。

テイスティング

Padron Londres Maduloのリング部分外観2Padronブランドファーストタッチとして、ナチュラルラッパーが良かったが、マデューロラッパー。黒くて渋い。
見た目は荒々しい。ラッパーに補修の後が見られるのにちょっとがっかり。

葉が内部にとても贅沢に詰まっているのがわかる。しかし、弾力は柔らかく巻き職人の腕がうかがえる。

ラッパーの香りを嗅いでみると、土・木の臭いよりも馬のような臭いがする。ジタンカポラルなどのフランスの黒たばこのような香りだ。

Padron Londres Maduloの葉が詰まっている様子カットしてみると、葉が詰まっていて堅い印象。ギロチンカッターではなく、シザーカッターでカットする。保存状態は良く綺麗に出来た。私はギロチンよりもシザーの方が好きでメインはシザーだ。(そろそろパンチを試す予定だ。)

火を付けてみると、火付きが大変良く、また整える必要がほとんど無く綺麗に火が付いた。着火での苦労しない度合いはダビドフクラスに感じた。マジか。

はじめに吸い込んでみる。煙の量は十分。一口目の感想は、「なんだこの次元の違う味わいは」。

パンターミノンのようなスパイシーさの後に、きわめて複雑に、木、土、植物、馬油の香り、かすかに花の香りが漂う。
木、土の強さにニカラグアらしさを感じるが、これまでに味わってきたニカラグアシガーの強さだけでなく、味の複雑さ、上品さ、甘みと辛み、味のバランスの良さが合わさってきている。旨い。

これが、ニカラグア最高級葉巻Padronの通常ラインかと思うと、今までニカラグア葉巻に抱いていたイメージが覆される。より上のラインであるAnniversaryシリーズは、どれだけ旨いのだろうと今から楽しみになる。

なんだこれは。

もうデイリーシガーとしては最高だ。

少し感動が落ち着いて我に返ると、灰は白く綺麗だ。さすがにダビドフほどの完璧な白さには程遠いが、綺麗な灰である。マデューロラッパーに映える。

燃焼も安定していて言う事は無い。

中盤に入って変化した味わいは、よりマイルドになり、甘みが増す。相変わらず、強さと味のバランスが良い。
灰は4cmほどに達して、落ちそうに無いが落とす。綺麗にまっすぐ落ちる断面がまた良い。

終盤に入ると、さすがにテイストは強くなり、辛さが出てくる。
それでも、大きく味のバランスを崩さない。焦げた蜂蜜のような香りがかすかに続く。

最後までおいしく楽しむことが出来た。

総評

味わいに変化はあるが、その変化はある一定の範囲内にとどまりバランスを崩さない。
ニカラグアらしい土、木の香りと強さ。マイルドで荒々しさは見かけだけの繊細な味わい。

デイリーシガーとして文句の無い味わい。むしろデイリーシガーの領域から少し上にある葉巻。
キューバ産とは全然違うが、ニカラグア産葉巻における最高峰として、すばらしい味わいとバランスがある。
評価は、もちろん「A」。

今後も火を付けるのが楽しみになる葉巻だ。

葉巻のテイスティングレポート/レビューについては、あくまでも管理人の独断と偏見です。
葉巻は、同じブランド・同じブランドでも一本一本味は異なり、さらに保管状態や吸っている人の体調によっても味が異なります。
あくまで私的なレビューですので、その程度とご覧下さい。